100%配合すると、目の詰まった、
どっしり重いパンに焼き上がります。
それはそれで独特の味わいがあるのですが、
もう少しふんわりと食べやすくするために
グルテン粉を足して、発酵を助けてあげるのです。
グルテン粉は「小麦タンパク」「植物性タンパク」
とも呼ばれていて、ベジタリアンの人たちが
肉もどきを作るのにも使います。
米粉パンの流行で、以前に比べると
入手し易くなってきたのではないでしょうか。
市販されていますが、日本では健康補助食品のもの
しか見たことがありません。
これを使うと油脂を入れなくてすむので、
その分カロリーを抑えることができます。
レシチンの乳化作用がパンをふっくら軟らかく仕上げ、
硬化(老化)を遅らせる働きもあります。
パン作りには顆粒状のレシチンが使いやすいですよ。
買う時はカプセルに入った液状の物と間違えないように、
しっかり確認してくださいね。
「そんな得体の知れないものを混ぜるなんて気持ち悪いわ!」
とおっしゃる方は、同量の植物油を使うといいですよ。
その場合は、若干目の詰まった焼き上がりになります。